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古民家をリノベーションしてカフェを経営したい!成功するコツや注意点

古民家をリノベーションしてカフェを経営したい!成功するコツや注意点

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「伝統的な雰囲気のある古民家をリノベーションしてカフェを経営してみたい」と憧れを持つ方も多いでしょう。古民家をリノベーション後にカフェにするのは人気のある活用方法ですが、カフェは競争率が高いこともあり、成功するにはコツが必要です。

古民家の現状や活用方法を実例やデータから把握しておくと、成功のポイントや注意点が見えてきます。カフェを経営する前に悩む人が多いコンセプトについても事例を元にアイディアを紹介します。古民家をリノベーションして素敵なカフェを経営しましょう!

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データからみる古民家の人気とリノベーション後の活用方法!

古民家は「憧れがある」「リノベーションしてカフェにしたら人気がでそう」と漠然と考えている方が多いでしょう。古民家にまつわるデータを元に、古民家の人気や活用方法を紹介していきます。

 

大阪には8万件を超える古民家がある

日本では年々空き家が増えており、2013年は総住宅数に占める空き家の割合が13.5%でした。空き家のうち、築50年以上の建物を古民家と呼んでいます。日本では大阪の古民家が多く、8万件以上の古民家があり、兵庫も7万件近くの古民家があります。

古民家は資源の再生や景観の維持として注目されており、各自治体では古民家の改修に補助金を出すなどの動きが広がっています。

 

観光資源として人気

古民家は伝統的な建築美を眺められたり、趣があるとして人気があります。観光地ではその土地の歴史的な建造物に触れられると評判が高く、古民家をリノベーションしたカフェや宿泊施設としての活用方法があります。

古民家をリノベーションしてカフェを開く場合は観光地を探すと集客に繋がります。例えば、島根県の石見銀山は2007年に世界遺産として登録され、観光客が増えました。世界遺産や重要伝統的建造物保存地区などに認定された地区は観光客が増えることがわかります。

 

古民家は解体され続けている

古民家は人気があると言っても、手入れをされない状態が続けば建物は老朽化します。そのため、安全上の理由から解体される古民家が増えています。平成20〜平成25年までの古民家の減少率は13%です。カフェにする物件を探すなら早めに探すのが良いでしょう。

【参考: DBJ「古民家の活用に伴う経済的価値創出が もたらす地域活性化 」

 

古民家をリノベーションしたい…カフェの物件選びのポイントと費用

古民家をリノベーションしてカフェを作るときに重要なのが物件選びです。気になるリノベーション費用の相場も知っておくと資金を貯めやすく、見通しを立てやすいですよ。

 

物件の探し方3つ

①空き家バンクを利用する

空き家バンクとは、地方自治体のホームページ上で空き家情報を提供する仕組みです。自治体が管理している土地や建物を紹介しているので、信頼性が高い方法です。

 

②不動産屋やサイトを利用する

不動産屋や不動産屋のサイトでも古民家を見つけられます。住みたい土地の不動産屋を訪れると、実際の土地の雰囲気もわかりますよ。

 

③人に紹介してもらう

住みたい地域の人に何度も足を運んでいる場合や地域の人との交流がある場合は、知り合いに紹介してもらうのも良いでしょう。田舎では不動産屋や自治体が把握していない建物が人伝で売られる場合も多いです。

 

田舎すぎると客足が遠のく可能性もある

物件選びのポイントは客足がありそうな場所を選ぶことです。田舎の古民家をリノベーションしてカフェにすることに憧れを持つ方も多いですが、周りに何もないような田舎の物件だとお客さんが入りにくいです。田舎すぎるとライフラインが整っていない場合もありますので、注意しましょう。

また、経営の規模に合っているかを確認しましょう。関西の古民家は最近の建物とは1畳あたりの大きさが違うため、建物自体が大きい傾向があります。大きすぎる建物の場合、光熱費がかかったり、改修費用が莫大になります。

 

費用は500〜1000万円をみておく

費用は工事の業者や規模にもよりますが、古民家をリノベーションしてカフェを開く場合はは改修費用だけで500〜1000万円かかります。

  • 外壁の塗装…100〜200万円
  • 外壁の修理…10万円前後
  • 看板製作費用…4〜10万円

カフェには厨房が不可欠です。古民家の台所はキッチン自体が低く、小さい傾向がありますので、疲れにくくするためにも改修をしましょう。また、内装を近代的にするカフェも多いため、大がかりな工事となります。内装や厨房の改修費用は20坪程度のカフェで400〜800万円程度が必要です。

 

失敗した声から学ぶ!古民家をリノベーションしてカフェにする注意点

大がかりな工事をしてから「思っていたのと違う」「費用がかかりすぎた」と感じるのは避けたいですね。古民家をリノベーションしてカフェにしたけれど、失敗してしまった実際の声を参考に気をつけたいポイントを紹介します。

 

リノベーションしすぎてしまった

外装にも内装にも力を入れて古民家をリノベーションした結果、現代的なカフェになりすぎて古民家の雰囲気がなくなってしまった実例があります。古民家のよさは、昔ながらの周りの雰囲気と馴染めているところや、梁や柱を見せられる点です。そのため、外観や柱、梁は手をかけすぎず、生かすと古民家カフェの魅力を引き出せます。

 

補助金制度を使わずに費用がかかった

古民家をリノベーションしてカフェにする場合、建物の状況によっては耐震工事や断熱工事が追加で必要です。全てを工事を実費で行ったために改修費用がとても高くなってしまったとの声があります。

空き家や古民家のリノベーションに補助金が出る自治体があります。一般的に対象となる工事は

  • 断熱化
  • 耐震化
  • バリアフリー化

などに限定されますが、工事費を抑えられます。補助金は自治体の予算に達すると終了してしまうため、古民家をリノベーションしてカフェにしたい場合は早めに調べて相談すると良いでしょう。

 

【事例あり】古民家をリノベーションするときのコンセプト案

古民家をリノベーションしてカフェにするには、どんなコンセプトの店舗にするかが大切です。カフェの事例を元にリノベーションのアイディアを探っていきましょう。

 

京都の町屋の外装を生かしたカフェ

京都の「cafe 奏」は、外装は京都の伝統的な町家そのものです。中庭が見える建物の作りをそのまま生かしているため、お客さんは京都の良さを感じながらゆったりとした時間を楽しめます。

内装は壁紙や床材を全て張り替え、観葉植物を置いて現代的な雰囲気を作り出しています。梁と柱は大きく手を加えていないので、現代的な中にも古民家の良さを見いだせます。周囲の街並みに合った古民家をそのまま使い、内装を現代的にリノベーションするカフェを目指したい人はお手本にしてみましょう。

 

外装と内装のギャップがある大阪のカフェ

大阪にある「LPキッチン」は、外装は大きく変更せず、周囲の伝統的な街並みに馴染んでいます。内装も古民家の雰囲気を残していて、梁や柱、天井などはそのまま使っています。LPキッチンは装飾品がビンテージ品やノスタルジックなものが並んでおり、他の店にはないコンセプトで人気が出ています。

ご自分の好きなアイテムに囲まれてカフェを営みたい方は、装飾品や調度品にこだわってみるのも良いでしょう。同じような趣味のお客さんと交流ができ、独自の雰囲気のカフェが経営できますよ。

 

住宅とカフェを一緒にして古民家ライフを楽しむ

田舎でのスローライフを楽しみたい方は、古民家を住宅兼カフェに改修するのも1つの方法です。田舎の古民家は都市部よりも大きい傾向があります。全てをカフェにしてしまうと規模が大きくなりすぎるため、住宅としても使えるようにリノベーションするのがオススメです。また、自宅と店舗が一緒だと通勤に手間がかからないため、時間の節約にもなりますよ。

 

リフォームなら一括見積もりがおすすめ

良い施工会社や職人に出会えれば、生活に支障の出ない範囲だけ先にリフォームしておき、住みながら少しずつ改修・改装していける工事プランについてアドバイスしてくれるはずです。
上手にスケジュールリフォーム内容を計画できれば、急いで施工費用を工面しなくても済むでしょう。

古民家のリフォーム・リノベーションの実績がある業者に、まずは相談してみることをおすすめします。

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まとめ

古民家をリノベーションして、カフェとして活用する方法をご紹介しました。日本では年々古民家が増えている一方で、老朽化などから解体される建物も増えています。空き家バンクや不動産屋などでお客さんが入りやすい立地の物件を見つけるようにしましょう。

古民家カフェとして成功するには、古民家の雰囲気を残しつつ、他のカフェにはない特徴を持たせることです。費用は500〜1000万円ほどが必要ですので、自治体の補助金制度などをうまく活用するのもポイントです。自分らしいコンセプトを表現できる人気のカフェを作ってみましょう!

 

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古民家リフォームを考えているけど、建物や設備も古いし費用が高くなりそうで、なかなか工事の決断ができない。 古民家リフォー...
更新日: 2022/11/23

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株式会社カントリーライフ

株式会社 カントリーライフ
代表取締役社長 堀 充宏

株式会社カントリーライフは、2009年に「リゾート物件」や「田舎暮らし物件」を紹介する不動産会社として創業いたしました。
2019年には、創業10周年を迎え、本年2021年2月より13年目に突入しました。
丸12年の経験は、会社にとってかけがえのないものです。
大変、苦しい想いをしたことの方が記憶には残りますが、これも大切な経験です。
だからこそ味わえた感動もあったと思います。

10年先の未来を見据えた時、
『最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。
唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である』 というダーウィンの言葉通り、変化への対応が必要です。

 私たちは今後、人々の癒しに対するニーズが一層多様化していくと考えております。
そこで、お客様の幅広いご要望にお応えできるようこれからも当ホームページを通じ「田舎暮らし向けの古民家」や「別荘向けのログハウス」をもっと身近な存在として、多くの人々にご提供していく所存でございます。

まだまだ若い会社ですが「迅速な行動」をモットーに精進してまいりたいと考えます。

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