中古物件を購入してリフォームする場合、どのくらいの費用がかかるのでしょうか?戸建てかマンションなのか、あるいは、都会か田舎かでも相場は異なります。
そこで今回は、中古物件をリフォームするさいの費用についてご紹介したいと思います。
新築を建てるかどうか迷っているなら必見ですよ。費用面のほかにも、中古物件のリフォームはさまざまなメリットがあるからです。
また、最近では古民家のように田舎にある中古物件も注目されています。
田舎暮らしのメリットや物件の探し方も、ぜひご参考くださいね。
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中古物件をリフォームするメリットは費用面だけじゃない
「家を買いたい」という人にとって、新築か中古物件かは頭を悩ませる問題のひとつです。しかし、中古物件を購入しリフォームして住まうメリットは、なにも費用面だけではありません。
新築を建てるよりも安い
国土交通省の「住宅市場動向調査2020」によると、中古物件(戸建て・マンションを含む)を選んだ理由の6割以上を占めたのが「予算的にみて手頃だったから」という理由でした。
つまり、中古物件をリフォームしたほうが、新築を建てるよりも安いということが分かります。
また、国がリフォームやリノベーションに対する補助金制度を整備するようになったことも一因でしょう。
【参考:国土交通省「住宅市場動向調査2020」】
好みの間取りや内装にできる
中古物件をリフォームすれば、家族のライフスタイルにあわせて間取りの変更をすることができます。
柱など建物の基礎部分だけを残して、新たに壁や床をつくるので、子供部屋がほしい、収納スペースを増やしたいなど、希望どおりの住空間が実現できます。床のフローリングや壁のクロスを張り替えるだけでも、自分好みの空間になります。
じっさいに物件を見て選べる
新築の場合はモデルルームや住宅展示会で見学はできるものの、家具や収納スペースを少なくするなどして広く見せています。
じっさいに住み始めてみると、狭く感じることが多いようです。
中古物件なら、日当たりや風通し、周囲の環境などを直接肌で感じることができます。
また、経年劣化の状態や、マンションなら建物の管理状況の把握もしやすいです。
戸建てorマンション?中古物件をリフォームする費用相場
ではさっそく中古物件をリフォームするさいの費用相場をみてみましょう。
戸建てかマンションか、また築年数によって相場は異なりますよ。
戸建ての中古物件をリフォームする場合
戸建ての中古物件を全面的にリフォームするさいの費用相場は、リフォームガイドによる調査によると540.1万円〜1080万円です。
ただし、400万円未満、500万円〜600万円がもっとも多いので、価格帯の幅が広いことが分かります。
築10年ならまだまだ見た目はキレイなので、部分的なリフォームで済むことが多いですが、築30年〜40年となると、大掛かりなリフォームが必要になるからです。
【参考:リフォームガイド「データで見る戸建ての全面リフォームの費用と相場」】
マンションの中古物件をリフォームする場合
また、マンションの中古物件をリフォームするさいの費用もさまざまです。ここでは、築年数ごとに必要なリフォームと費用相場をみてみましょう。
築10年~20年 | 水回り設備の刷新や壁紙の張り替えなど/200~300万円程度 |
築20年~30年 | 間取り変更や、クロス・壁紙の張り替えなど/350~400万円程度 |
築40年~ | スケルトンリフォームや配管設備の刷新など全面的なリフォーム/650万円以上 |
マンションのリフォームは制限も多い
ただし、マンションをリフォームするさいには、畳をフローリングにできなかったり、部屋の間取りを変更できなかったりします。これは、建物の構造上の問題です。
また、マンションの管理規約的な制限もあります。
騒音がトラブルになりがちなマンションでは、防音レベルの硬い床材をしなければいけない、工事をしてもよい曜日や時間が決まってるなどです。
中古物件のリフォームで費用を抑えるためのコツはある?
住宅のリフォームにかかる費用は決して安くはありません。
しかし、中古物件のリフォームで費用を抑えるコツはありますよ。
購入と同時に住宅ローンを組む
有担保の住宅ローンと、無担保のリフォームローンはそれぞれ併用が可能ですが、手続きに諸費用が発生したり、手間がかかってしまったりします。
その場合は、中古物件購入時に、リフォーム一体型住宅ローンを組むのがおすすめです。
ただし、ローンを申し込むさいに、すでにリフォーム工事費用が確認できる書類が必要になります。
どんなリフォームをおこなうのか、具体的にイメージできる人に向いていますよ。
例として「ARUHI【フラット35】リノベ」などがあります。
ARUHIでは無料で出来るWeb事前審査もありますので、気軽に相談することも可能です。
補助金制度を活用する
省エネや耐震、断熱、バリアフリーに関するリフォームをする場合は、国の補助金制度を利用できることがあります。
たとえば、「こどもみらい住宅支援事業」や「既存住宅における断熱リフォーム」、「長期優良住宅化リフォーム」などです。
それぞれ、条件や補助額が異なるので確認してみましょう。
また、市町村でも独自の助成・補助金制度を実施していますよ。
田舎の中古物件を購入する
また、都会を離れた田舎の中古物件なら、土地の価格が安く、築年数によってはかなり低価格で購入できるでしょう。
なかには、広い一軒家が数百万円で提供されていることもあるほどです。
さらに、築年数が経っている古民家ともなると、物件としても価値が低くなっているため、固定資産税も安く済むことが多いようです。
一括見積もりで自分に合った業者を探す
「安く済ませたい」「こだわりたい」など自分の要望にあった業者を探すのは至難です。
無料の一括見積もりサイトを利用すれば最安値の業者も簡単に見つけることができます。
中古物件のリフォーム・リノベーションの実績がある業者に、まずは相談してみることをおすすめします。
田舎の中古物件をリフォームして暮らす3つのメリットとは?
田舎の中古物件をリフォームして住むメリットは、費用面だけではありません。
都会の住宅にはない、次のようなメリットもありますよ。
広々とした家に住める
田舎にある戸建て住宅は、土地の安さだけでなく敷地の広さも魅力です。
庭付きの中古住宅も多いので、隣近所を気にしすぎることはありません。
また、伝統的な日本建築で建てられた古民家は天井が高く、開放感のある空間が特徴です。
広々とした家で、ゆったりと暮らすことができます。
シックハウス症候群の心配がない
シックハウス症候群とは、おもに建材や家具などに含まれる化学物質から発生する有害なガスによるものです。
風邪や花粉症のような症状を引き起こすことで知られていますよね。
しかし、昔ながらの木造住宅に使われる建材は、ほとんどが天然素材ですから安心です。
環境が自然豊か
リタイヤ後に田舎でのんびり暮らしたい人も少なくありませんよね。
都会では感じられない四季の変化を楽しみながら、のびのびと生活することができます。
また、近くにアウトドアやキャンプを楽しめるスポットも比較的多いので、子育て世代にもメリットが大きいです。
↓自然体験できる関西エリアはこちら
田舎の中古物件ってどうやって探す?選び方のポイントも
では、田舎の中古物件をリフォームして暮らしたいという人は、どのように物件を探せばよいのでしょうか。
選び方のポイントも知っておきましょう。
まずは優先順位をつけて住みたいエリアを決める
住みたいエリアが決まっていない場合は、まず優先順位をつけて条件を絞り込みましょう。
ひと言で田舎といっても、山が近い海が近いなど環境はさまざまです。
予算は、中古物件をリフォームするさいの費用も含めておくことが重要です。
また、インフラの状態や広さ、通勤の範囲などもよく検討しましょう。
行政の空き家バンクや移住情報サイトを利用する
行政では、少子高齢化による人口減少や過疎化対策の一環として、地方への定住・移住政策をおこなっています。
空き家バンクには、不動産屋にはない掘り出し物の物件が見つかる可能性もありますが、物件に関しての調査はしっかりおこなう必要があります。
また、自治体による移住情報サイトには、物件や移住者向けの情報などがまとめられていますよ。
古民家に強い不動産に相談する
不動産を介して中古物件を購入するほうが安心ということもあります。
手数料がかかるため割高に感じますが、手続きや交渉などを任せられるため、のちのちのトラブルを避けることができます。
田舎の中古物件や古民家に強い不動産なら、中古物件や古民家の目利きですから安心です。
まとめ
中古物件のリフォームにかかる費用は、マンションなのか戸建てなのか、あるいは、築年数によって価格帯に幅があります。
戸建ての中古物件には、マンションのようにリフォームの制限がないので、間取りの変更など大掛かりなリフォームも可能です。
中古物件のリフォーム費用を安く抑えるには、最適なローンを組んだり、補助金制度を活用したりしましょう。
また、田舎の中古物件は比較的安く購入でき、固定資産税減税の対象になることが多いです。
広々とした家で自然を感じながら暮らしてみるのもよいでしょう。
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