ほとんどの不動産会社が物件広告に利用しているポータルサイト。
高い集客効果に期待できますが、掲載料金が必要なので、費用に見合った効果が得られるのか疑問に思うでしょう。
不動産の集客は、顧客に物件を見つけてもらってお問い合わせいただくことから始まりますが、不動産のポータルサイトに掲載しているか否かで反響率に大きな違いが出ます。
サイトそれぞれの特徴を比較して自社に合うポータルサイトを見つけられたら競合に差をつけることも可能ですよ。
今回は、ポータルサイトの利用で得られるメリットや選び方のポイントについて紹介します。
不動産のポータルサイトとは?仕組みやメリット・デメリット
不動産ポータルサイトへ物件情報の掲載を考えているなら、仕組みやデメリットまで知っておくと失敗を回避できます。
ポータルサイトのメリットも知って集客を成功させましょう!
不動産ポータルサイトとは
「ポータル」という言葉には、日本語で「玄関」や「入口」の意味があり、「ポータルサイト」ならインターネットの入口となるWebサイトの意味になります。
ポータルサイトは、各種情報源のリンクや検索エンジンを配置していたり各種情報をまとめているので、不動産のポータルサイトの場合は、複数の不動産会社が多数所有・仲介する物件情報を広告としてWeb上に公開しているサイトということになります。
大手の不動産ポータルサイトは、多くの広告を打ったり、CMなどお金をかけて認知度を高め、検索結果の上位に表示されやすいので、多くの顧客の目に入ります。
また、不動産のポータルサイトは、物件の売買などの不動産業務を行うのではなく、日本全国の不動産会社と物件を探している顧客を結びつける役割があります。
サイトに登録した不動産会社から支払われる料金をもとに運営されています。
ポータルサイトに掲載するメリット
検索エンジンで「地域名+物件」と検索すると、検索結果の上位には大手の不動産ポータルサイトが表示されることが多いですよね。
web上で物件を探しているほとんどの人がポータルサイトにたどり着く可能性が高いので、不動産のポータルサイトに自社物件を掲載すると、広告効果が高く多くの顧客の目に留まります。
不動産集客の方法ではチラシが一般的ですが、必ずしもターゲットとしている人に届くわけでなく、不動産の情報が必要のない人に届いてしまうと、そのチラシは捨てられてしまいます。
ポータルサイトであれば、実際に物件を探している顧客に向けて情報を発信できるので、反響率につながる可能性は高いでしょう。
そして不動産のポータルサイトは、物件情報を登録したい事業者にとって簡単に登録できるような仕様になっているメリットもあります。
顧客が物件を探しやすくするために、誰が登録しても同じ形式となるように整えられており、入力すればあとはポータルサイトが集客してくれますよ。
ポータルサイトに掲載する際の注意点
ポータルサイトに掲載すると広告費がかかるデメリットもあります。
費用対効果は高いですが、掲載期間が終わると集客効果もなくなるので、物件によってはターゲットや広告掲載の時期をしっかり考えたほうが良いでしょう。
不動産のポータルサイトは、簡単に登録できるため競合他社物件も多く掲載されています。
そのため、他社との差別化を図りにくいデメリットがあります。
物件を探している人は、ポータルサイトだけでなく、不動産会社のホームページも確認する傾向にあるので、他社との差別化を図るには、自社サイトの内容も充実させるのがおすすめですよ。
不動産会社がポータルサイトを選ぶなら|5つのポイントを紹介
不動産ポータルサイトの選び方によっても、反響に違いが出てきます。
まずは、自社が何を一番大切にしているのかを明確にして、それぞれのサイトを比較しましょう。
何を重要視するかを明確にする
不動産の情報がポータルサイトに掲載されてすぐに契約が成立するとは限りません。
掲載物件数が多くなるほど認知度は高まりますが、コストも高くなるので、効率よく掲載したいなら自社が何を重要視しているのかを明確にしてからポータルサイトを選ぶことが大切です。
自社の取り扱い物件で選ぶ
掲載されている物件が賃貸なのか売買なのか、不動産の種類はポータルサイトによって異なります。
賃貸物件を中心に取り扱っている場合は賃貸物件のポータルサイト、売買物件を中心に取り扱っている場合は売買物件のポータルサイトを選ぶ必要があるので注意しましょう。
料金システムで選ぶ
ポータルサイトの料金システムを把握しておくことで広告の費用対効果を高められますよ。
料金システムには2種類あり、「定額型」と「成果報酬型」です。
まず、定額型は、知名度が高い大手の不動産のポータルサイトに多く、閲覧数は高いですが、物件情報を掲載した時点で料金が発生します。
成果報酬型は、問い合わせや内見予約など成果が出ないと料金が発生しないので、とにかくコストを抑えたい場合におすすめの方法ですが、大手サイトと比べると知名度が低い傾向にあります。
信頼性があるかどうかで選ぶ
サイト掲載の効果を高めたいなら、顧客からの信頼性が高いポータルサイトを選ぶことも大切です。
顧客に信頼されている不動産のポータルサイトを選ぶには、知名度があるかだけでなく、口コミを調べたり、掲載情報の正確性や運営会社の経営状況などについて調べるのも効果的ですよ。
エリアや物件の種類で選ぶ
賃貸や売買など同じ種類の物件を扱っていても、エリア次第で検索上位に表示されるポータルサイトは異なりますが、逆に同じエリアでもマンションなど物件の種類で検索順位は異なります。
そのため、エリアの特徴や物件の種類も考慮して掲載する不動産のポータルサイトを選ぶことで反響につながりますよ。
ユーザー評価が高いポータルサイトに掲載して反響率アップ!
不動産ポータルサイトは数が多いので、どのサイトに掲載すれば効果が得られるのか迷った場合は、ユーザー評価も考慮すると安心ですよ。
ユーザー目線で評価が高いポータルサイトの特徴について紹介します。
掲載物件や写真が豊富
掲載物件が多いほど顧客の選択肢が広がります。
特に物件探しが初心者の顧客は、選択肢が少ないと不安感を持つ可能性もあるので、掲載物件数が豊富な不動産のポータルサイトを選ぶこともユーザー評価を考慮するポイントです。
不動産の知識が乏しい顧客にとって、ポータルサイトの写真が少なければ上手くイメージすることは難しいでしょう。
特に内装の雰囲気は、文字や図だけでイメージすることは困難なので、わかりやすい外観や内観の写真を掲載することでユーザー離脱を防止できます。
ポータルサイトによって掲載写真の枚数は異なるので、多くの写真を掲載できるサイトを選ぶのもユーザー評価につながるポイントです。
操作性が良い
物件を探している顧客は、限られた時間で多くの物件を比較検討しているため、操作性が悪く「なんとなく使いづらい」不動産のポータルサイトは、比較するのに時間がかかり、離脱されてしまうでしょう。
顧客に「使いやすい」認識をしてもらうには、一度見た物件の履歴を残す機能や、物件を「お気に入り」登録できる機能を備えておくと効果的ですよ。
また、検索機能が充実しているサイトもユーザビリティが高いといえます。
掲載物件数が多いと気に入った物件にたどり着くのも大変ですが、検索機能を充実させることで解決できます。
間取りや築年数を細かく指定できたり、家賃相場や通勤時間などさまざまな切り口から検索できるサイトであれば、好みの物件も探しやすくなるでしょう。
物件情報量が多い
不動産のポータルサイトにおいて間取りや家賃など最低限の情報はもちろんですが、オートロックなどのセキュリティ、日当たりの良さや収納が充実しているかどうかなど細かい情報が具体的に掲載されているサイトはユーザー評価が高いです。
情報量が多いと比較検討もしやすく、アクセス数が高いことが予想されるので、物件情報量の多さもサイト選びで重要なポイントです。
【参考:J-STAGE「使われるポータルサイト : ポータルソフトウェア開発を通じて(<特集>ユーザビリティ」】
まとめ
不動産ポータルサイトに掲載するメリットや反響率を上げる方法について紹介しました。
物件を探す顧客と不動産会社の仲介役となる不動産ポータルサイトは、検索結果の上位に表示されやすいことから物件を探す多くの人が利用しています。
登録しやすく、反響につながりやすいですが、他社との差別化がしにくいなどのデメリットもあります。
不動産集客で失敗しないためにも、自社が重要視している指標が物件数なのか操作性なのかを明確にて、不動産ポータルサイト選びを成功させ、集客率アップにつなげましょう!
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物件管理も弊社で行いますので、掲載後は反響が来るのを待つだけでOK。
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