関西圏は、都市部から少し離れれば自然が豊かな地域が多いという特徴があります。キャンプ場も豊富にあり、都市部から少しの移動ですぐに自然豊かな場所でキャンプが楽しめる地域があります。
関西圏は、関東の都心に住む人からも移住先の候補として考えられることが多くなっています。キャンプもできる自然豊かな関西圏の魅力やおすすめの地域、移住をする場合の注意点などについて解説をします。
関西圏には自然が多くキャンプ場所も充実?人気の理由は
関西圏は自然豊かな地域が多く、キャンプを楽しむのにも適しています。関西は関東圏に住む人からも注目され、人気があります。関西の地域が人気のある理由について、以下に3項目紹介します。
関東圏からのアクセスがいい
関西は、関東圏からのアクセスがいいため比較的訪れやすいというメリットがあります。関東から新幹線を利用すれば、2時間30分足らずで移動することが可能です。航空機の便も非常に多く、さらに今後リニアが導入されればアクセスの良さはさらに増すでしょう。
日本の中央あたりに位置していることもあり、関東からも九州など西の地方からも非常にアクセス良く移動しやすいというのは大きなメリットです。
海と山が揃いキャンプ場所もある
関西には海と山が両方行きやすい場所にあり、自然との様々なふれあい方が楽しめます。例えば、兵庫県の神戸市や明石市の地域は南に瀬戸内海があり、少し北には山々が連なります。どちらのレジャーも気軽に楽しめる距離にあり、両方ともキャンプをするのにも適している環境といえるでしょう。
他にも、和歌山のように海と山が近い場所に隣接していたり、滋賀県のように日本一の湖である琵琶湖でのレジャーと山岳地域でのレジャーを両方楽しめたりと、種類の豊富な自然があふれています。
関西の都市部からも家族連れでいきやすい
関西の都市部からも家族連れで移動しやすいというのもメリットといえるでしょう。大阪府からの移動はJRの各路線が充実しているため、移動に不自由することはありません。また、自家用車があれば山岳地方にも短時間で移動できるでしょう。
神戸市や明石市に自家用車を持つ家庭なら、海に行ったり山に行ったりと手軽な移動ができます。都市部での暮らしと海や山の自然豊かなレジャーをバランスよく楽しめる地域といえるでしょう。
【人気エリア】関西で自然に触れてキャンプもしたいなら
関西で自然に触れてキャンプも楽しみたいという方におすすめの地域を以下に3箇所紹介します。いずれも自然豊かで、移住先としても人気がある地域ばかりです。暮らしやすさと自然がバランスよく堪能できる場所が多いことも特徴です。
【京都府福知山市】暮らしやすさと豊かな自然
京都府福知山市は京都府の北西部に位置する地域で、兵庫県寄りに位置しています。福知山盆地にある都市の中でもインフラが十分に整備されていて生活しやすい一方で、自然豊かな場所に囲まれているため、ゆったりとした田舎暮らしを楽しめます。
市の中心部には商業施設や病院、美術館など一定の設備が整っており、少し車で郊外に出れば豊かな農業地域が広がります。都心部から移住してきて農業や農家民宿を営む方も多くいる地域です。自治体が移住に積極的で、移住へのサポートが充実しています。
【参考】京都府福知山市の物件一覧
【兵庫県 養父市】子育てに向いた住みやすい田舎
兵庫県養父市(やぶし)は、兵庫県の北部に位置し周囲を山で囲まれた地域です。市の東側には広大な川幅を誇る円山川があり、周囲は自然豊かで穏やかな高原に囲まれています。
兵庫県養父市は、子育て世代に対するサポートが充実しているという点でも全国的に注目されています。子供の医療費は中学生まで無料で、保育料などでも補助があります。自然豊かな環境で子育てをしたいと考える家庭にもおすすめの地域といえるでしょう。
【滋賀県彦根市】自然の豊かさと利便性のバランス
滋賀県彦根市は、滋賀県の北東部に位置する市です。琵琶湖に面しており水辺でのレジャーが充実している一方、伊吹山地が近くにあるため山のレジャーにも事欠きません。
滋賀県彦根市は、歴史的な建造物が多い観光地としても有名です。彦根城と城下町の風景は、昔ながらの情緒ある風情が感じられます。江戸時代からの町屋を住まいとして提供する取り組みがあるため、移住者を積極的に迎え入れようとする姿勢があります。
【参考】滋賀県彦根市の物件一覧
関東圏から移住する人も?別荘購入や移住先におすすめなワケ
関西の地域は、関東圏などから移住する人が多い地域でもあります。移住以外にも、別荘を購入して定期的に過ごしているという方も少なくありません。関西圏が移住先あるいは別荘購入先として好まれている理由について以下に3項目紹介します。
海と山の両方が近い
関西の地域の多くが、海と山の両方に近いという特徴があります。前述のように神戸市や明石市、和歌山県など海と山に隣接している地域が豊富にあります。両方の自然豊かなレジャーを手軽に楽しめるというのは、キャンプ好きの方からも注目される要因といえるでしょう。
周囲とのアクセスも良いため、例えば大阪府からは関西の様々な自然豊かな観光地及びキャンプ地に移動することが可能です。手軽に様々な自然のレジャーが楽しめる魅力的な地域です。
関東圏とのアクセスが良い
関西は新幹線一本で関東から移動でき、かつ航空便の本数も多いためアクセスが非常に良い地域です。場所によっては、関東で生活していても手軽に関西の別荘地に移動して休暇を過ごすといった活用方法も考えられるでしょう。
メインの住まいを関東圏に持ち、別荘や将来の移住先として関西圏に物件を保有するという方も結構多いです。関東の都心部で生活する方がセカンドライフを過ごす地域として関西での生活を検討している方は多く、今後も増えてくることが予想されます。
自然の絶景が多い
関西は、自然の絶景が多いことでも知られています。都市部から少し移動するだけで、自然の絶景を堪能できるスポットが充実しています。例えば、京都府には日本三景の1つである天橋立があります。神戸市の都市部から少し移動すれば、絶景を楽しめる六甲山があります。
和歌山県の山地は昔から修験道をする由緒ある地域としても有名ですし、兵庫県の淡路島は美しい海岸線を楽しめます。自然の絶景スポットは非常に多く、観光地としても注目されています。
関西の自然の多い地域で田舎暮らしをするさいに注意するべきこと
関西圏の自然豊かな環境は、キャンプにも向いており田舎に移住することを希望する方々にも適した地域です。しかし、移住をするとなると考慮するべきポイントがいくつかあります。総合的にあらゆるポイントを考慮したうえで、移住するかどうか決めましょう。
収入が下がる可能性がある
首都圏から関西の地方に移住すると、収入が下がる可能性があります。厚生労働省が取りまとめる統計調査によれば、令和3年の都道府県別賃金は東京都が第一位で364.2千円という結果があります。
これに対し、例えば滋賀県では290.7千円という結果がありかなりの開きがあります。都心部に比べて地方の方が物価が安いという側面があるものの、収入が減少する可能性は移住を検討する際に重要な要素と考えるべきでしょう。
(参考:厚生労働省 令和3年賃金構造基本統計調査(10)都道府県別)
仕事の種類が限られている
都心部に比べて田舎では仕事の種類が限られているという点も注意するべきです。都心部には様々なジャンルの企業が集まっており、従事する仕事の内容も多岐にわたります。一方、地方で営業をしている企業は都心部に比べて少なく、地場産業に根付いたジャンルの企業が多いなど仕事の幅が狭いことが多いです。
特に田舎暮らしをする際には、農業や漁業・伝統産業に従事するなら働き口はたくさんあるケースが多いですが、肉体労働をしたくないという方にとっては仕事の内容に納得できないかもしれません。
まとめ
関西は、自然豊かでキャンプにも向く場所が充実しています。関東圏からのアクセスも良く、海と山両方が近場にあるなど、移住先としても大いにメリットがあります。
今回は自然豊かなおすすめの場所として、以下3箇所を紹介しました。
- 京都府福知山市
- 兵庫県養父市
- 滋賀県彦根市
以上3箇所以外にも田舎暮らし目的で移住するのに適切な場所がたくさんあるため、自分の希望に沿ったぴったりの場所を見つけてみてはいかがでしょうか。田舎暮らしをする際には、都心部での仕事に比べて収入が下がる可能性もあるため、あらゆるポイントを総合的に判断することが重要です。