田舎暮らしはセカンドライフのイメージが強いため、移住のタイミングを悩んだり、失敗しないか不安を抱えたりしていませんか?
若い世代の移住者も増加しているなか、自身のライフスタイルや新しいことへのチャレンジを考える人も30代になるにつれて増えてきています。田舎でのスローライフを30代で送るには何が必要なのか、どのような収入源の選択肢があるのかも気になるところですよね。環境の変化に柔軟に対応できる30代だからこそ、ゆとりのある田舎暮らしを始めましょう。
田舎でゆとりあるスローなライフ!!向いている人はどんな人?
都会に住んでいると誰もが憧れたことのある田舎でのスローライフですが、実際に田舎暮らしに向いている人はどのような人なのでしょうか?田舎でのスローライフに向いている30代とは、具体的にどんな人なのか紹介していきます。
子育てに適した自然環境を求めている人
スローライフな子育てをしたいと感じている30代前後の人にとって、広大な自然や綺麗な空気のある田舎暮らしはとても向いています。
幼少期に日光に当たったり、土や草からたくさんの菌に触れるなど、自然の中で遊ぶだけで免疫力の高い身体を作ることができます。
また、幼少期から自然の菌に触れていると、大人になっても風邪をひきにくい身体を作ってくれるので、子供の未来を考えても田舎で子育てをするメリットはたくさんあるでしょう。
自分の時間や暮らしを大事にしたい人
田舎暮らしとは、ゆっくり流れる時間の中で、新たな発見や今まで感じられなかったものを感じられるようになり、自分自身と向き合う時間を与えてくれるものです。
また、家庭菜園や畑で自給自足、お家をDIYやセルフリフォームなど、今まで経験できなかったことを始めてみると自分に合った趣味もみつかります。
都会で時間に追われた毎日を過ごしているのであれば、自由に使う自分の時間を優先したスローライフを30代から実現することも理想的でしょう。
田舎でスローなライフスタイルを実現するために必要なものは?
スローなライフスタイルを30代から実現するために田舎での生活には何が必要なのでしょうか。田舎暮らしに必要なものを事前に把握しておき、しっかりと準備をして快適なスローライフを始めましょう。
地方は車が必須
田舎のバスや電車の公共交通機関は本数も少なく利用するには限界があるので、地方での車移動は必須になってきます。
移住後に仕事探しを行う場合は、面接の際にも通勤で自家用車の利用が可能かどうかは必ずと言っていいほど聞かれます。まだ自動車免許を持っていない人は免許を取得してから田舎暮らしを始めると良いでしょう。
インターネット環境
田舎でも住宅街ではインターネット環境が整っているところもありますが、少し離れると光回線が通ってない地域もあります。仕事上やオンラインでゲームをする場合など、高速通信が必要な場合はインターネット環境が備わっているか移住前に確認しましょう。
また、スマホやパソコンなどのインターネット環境を利用して、情報収集ができる情報端末も必要になります。田舎では映画館やCDショップが近所にある地域が少ないため、家で娯楽を楽しむためにもネット環境やパソコン、スマホは必要不可欠と言えるでしょう。利用の際には、動画視聴などがスムーズにできないほど電波がかなり弱い地域もあるので事前に確認しておきましょう。
スローなライフスタイル送る30代の仕事や働き方
どのような仕事や働き方をするとスローなライフスタイルを送れるのでしょうか。
30代だからこそ都市部ではできない仕事に挑戦しながら、移住目的が達成できるような仕事や働き方を選ぶのもいいでしょう。
現地で仕事を探す
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一次産業
- 一次産業とは主に農作物や畜産物を作る農業、木材を製造する林業、海や河川などで魚介類を獲る漁業など、自然を生かす仕事になります。就業している人の割合が減少傾向にあるため人手不足の地域も多く、仕事を一から教えてもらえる制度などを利用することもできます。
- このような仕事は都会ではなかなかできないので、田舎ならではの仕事に興味を持っているのであればぜひ参加してみたいですよね。
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自治体の就労支援サポート
- 全国各地の自治体が行う就労サポートでは、移住者のための求人サイトがあり、地元の企業や求人情報が多く掲載されていて求人の情報を探せるようになっています。
- また自治体によっては就業したい人と求人募集企業を繋ぐマッチングサイトを解説している地域もあるので、事前に確認しておきましょう。
- 【参考:地方移住の新サイト-地方移住マッチングの新サービス】
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地域おこし協力隊
- 主に地域への貢献活動を行う地域おこし協力隊は、住居や活動用車両の費用をほとんど自治体が負担するので、活動費として労働に対する報酬が支払われます。
- 地元に根付いた地域おこし協力隊に参加することで、その地域のことをより深く知ることができ、地域の人との交流を積極的に行うことができるのも魅力の一つです。
- 【参考:地域おこし協力隊/ニッポン移住・交流ナビ JOIN】
リモートワークをする
新型コロナウイルス感染拡大防止の影響で働き方のライフスタイルが変化し、テレワークが普及したことによって、地方に住みながら都市の企業に努めることが可能になりました。
そのことから、2021年3月の「コロナ禍における移住の意識調査」での「移住後の働き方について」のアンケート結果では、42%の人が「転職せずにテレワークが中心」と回答しています。
リモートワークであれば、場所を選ばずに仕事ができるので、通勤時間を考えることもなく自分や家族との時間を確保することができるでしょう。
【参考:【コロナ禍における移住の意識調査】80%以上がコロナ禍でも移住や新たな住環境を検討。感染リスクの軽減以外に、約半数が働き方や生き方に関する理由】
田舎でスローなライフスタイルを!!30代で実現するメリット
30代は地方移住に関心が高い人が多く、地方移住を経験した人も多い世代であるとされています。
都心から田舎へ移住するには生活ががらりと変わってしまいますが、スローなライフスタイルを30代で実現するメリットはどこにあるのでしょうか。
高い生活水準を保てる
地方では賃貸物件の家賃が全国の基準よりも安い傾向にあるので、安い家賃で良い物件を借りられて、さらに持ち家も所有しやすい環境にあることから充実した住環境を期待することができます。
また物価も安いことから生活コストを抑えることができ、趣味や好きなことに使えるお金が増えていくので生活を豊かにすることができるでしょう。
ストレスの軽減
忙しい都会で時間に追われた生活をしていると、人々との関わりも薄く精神が疲労してしまうことも多いですが、田舎暮らしでは人との関わりがとても重要になります。
近所の人との助け合いなど人と密に繋がれることで心も潤い、ストレスも軽減されるでしょう。
また、人口が少ないため通勤ラッシュがなく、出かけた時に混雑することもないので落ち着いて行動ができます。自宅の敷地にも余裕がある家が多いので、のびのびとした日々を過ごすことができますね。
まとめ
以前まではリタイア後にゆっくりと田舎で過ごすことが一般的でしたが、田舎でのスローなライフスタイルを30代から実現する人も増えてきていますね。田舎で子育てを希望している世代や、自分や家族の時間を大切にしたい人に田舎でのスローライフはとても向いているでしょう。
地域に根付いた仕事を行ったり、リモートワークを行うなど、30代までに都会で積み上げてきたスキルを地方で発揮することも十分にできます。
スローなライフスタイルを30代で実現することで、ゆとりのある暮らしとストレスのない生活を送ることができますよ。