コロナ禍でリモートワークが増え、都会の喧騒から離れて、ゆったりとした空気が流れる田舎でスローライフを送る人が増えています。
「スローなライフを送りたいけどどんな物件・魅力があるのか知りたい」「賃貸物件・物件購入のどちらがいいのかな?」と疑問を抱いている方もいらっしゃるでしょう。特に関西圏に住みながら田舎暮らしとなると難しそうなイメージを抱く方が多いです。
これから憧れのスローなライフを田舎の物件で送りたい方に向けて、田舎での暮らしが注目されている理由やメリットを始め、物件にはどんな魅力があるのか、賃貸と物件購入のどちらが良いのか、土地・物件選びの3つのコツを紹介していきます。
スローライフってなに?田舎暮らしが注目される理由やメリット
最近よく『スローライフ』について特集が組まれたり、TVやメディアで紹介されるなど注目を集めています。ここでは、「田舎暮らしが注目されている理由」、「田舎暮らしのメリット」を紹介していきます。
スローライフとは
スローライフとは、時間を節約し、ファーストフードやインスタント食品で済まそうという大量生産や大量消費社会への疑問や反省から生まれた概念・考え方です。
食事だけでなく、居住地や交通手段、教育、街づくりなど生活を取り巻く環境全般を見直し、利益・効率重視から暮らしや生きがい尊重へと切り替えようという発想に基づいています。
田舎暮らしが注目されている?
コロナ禍によるリモートワークの普及や三密の回避、SDGsやスローライフの概念や考え方を広めるといった観点から、田舎暮らしが注目されています。
また、地方では過疎化が進んでいることもあり、I・Uターン移住者の招致や制度に力を入れる自治体も増えています。
田舎暮らしのメリットはなに?
田舎は都会よりも暮らしにくいイメージが強いですよね。実は、田舎には自然豊かで人との繋がりを感じられるというメリットがあります。
また、土地や家賃が安く広い家に住める、通勤ラッシュなどの人混みとは無縁というメリットもあります。スローなライフの物件をお探しの方は田舎で探してみるのがオススメです。
【参考:調査研究情報誌「スローライフとグリーンツーリズム」】
都会を離れて田舎へ!スローなライフは物件選びが重要?
都会を離れて田舎へ移住するとなると物件選びがとても重要になってきます。ここでは、「スローなライフを実現させる物件の特徴」「物件を購入するべきか否か」「土地の気候や周辺環境の大切さ」について紹介します。
スローライフを実現させる物件の特徴
「憧れのスローライフを実現させるためにはどのような物件に住むのがおすすめ?」「どんな物件があるのか知りたい」と疑問に思う方向けに、スローなライフを実現させる各物件の特徴を抜粋して紹介していきます。
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農地付き物件(農家物件)
- 農地付き物件は、敷地面積が広い物件が多いことが特徴です。また、農地だけでなくお家についても広い敷地面積を有していることが多いです。農地付き古民家や一戸建ては、ほとんどの場合は農業向けの広い農地付き物件が多く、移住後に本業として農業を始めたい方におすすめの物件です。
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菜園付き物件
- 菜園付き物件は、畑が付いているアパートと一戸建て住宅があります。畑が付いているアパートは1つの物件に対して専用の畑が付属しているケースが多いです。畑が付いている一戸建て住宅は賃貸の一戸建て住宅に畑が付いています。菜園付き物件は、自給自足や家庭菜園を行いながらスローライフや畑仕事を楽しみたい方におすすめの物件です。
- 【参考】家庭菜園OKの物件一覧
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古民家風物件
- 古民家風物件は、一般的に築年数が50年以上経過している建物のことを指します。古民家風物件は、間取りが広々としており、部屋数も多く来客などの対応ができ、襖などを外して間取りを調整できるなどの空間利用が可能という特徴があります。趣のある古民家でスローライフや田舎暮らしを送りたい方におすすめの物件です。
- 【参考】古民家物件一覧
物件は購入すべき?それとも賃貸?
憧れのスローなライフや田舎暮らしをする上で、今後はずっとその土地で暮らしたいと物件購入を考えてる方も多いです。しかし、初めての土地で生活を始める場合、希望の暮らしができるとは限りません。
住んでみた後で「イメージと違った」「やりたいことができない」「物件を購入してしまったので再度引っ越しはできない」と後悔しないためにも、賃貸物件から始めるが良いでしょう。
土地の気候や物件周りの環境も大切
新しい土地で快適な生活を送るには、土地の気候や物件周りの環境をしっかりと確認しておく必要があります。
また、現在の住まいから遠く離れた場所に移住したい方は、何度か訪れて希望の生活が可能かどうかを確認しましょう。
そのほかにも、地方移住を勧めている自治体では大阪などの都市部で移住に関する情報発信を行っていますので、相談してみるのもひとつの手です。
スローなライフを実現させる土地・物件選び!3つのコツ
スローなライフを実現させる土地や物件選びにはどのようなことに注意すれば良いのでしょうか。ここでは、土地や物件を選ぶときの3つのコツを紹介します。
①海?山?好きな自然環境に触れよう
海の近くで生活する魅力としては、景色などの眺望のよさです。昼間は青い海、朝日や夕日が映る海なども楽しむことができます。
また、おいしい海の幸を味わえたり、サーフィンやシュノーケリングなどのレジャーが楽しめるのも海ならではです。
山で生活をする魅力としては、季節ごとに異なる自然の景色を楽しめる点です。爽やかな青空、満天の星空、住んだ空気の冬の空などを楽しむことができます。
②実際に足を運んで交通機関も利用しよう
スローライフをする上で、課題となるのが交通の便です。都会とは違い公共交通機関の便数が少なく路線が限られているので、実際に現地に足を運んで交通機関を利用してみると良いでしょう。
③土地や物件は比較しながら検討しよう
田舎の土地や物件は分譲された土地や物件と違い、形も大きさもバラバラな上、地続きではなく、離れた場所に分割されていることがあります。また、農地を取得して農業をしてみたいと考えている方もいることでしょう。
しかし、『畑や田んぼ』は農業委員会の許可がなければ勝手に売買できません。希望する土地や物件に『畑や田んぼ』が含まれている場合は、どのように取引するのかしっかりと確認しておきましょう。
関西圏は田舎暮らし・スローライフを実現できる?その理由とは
大阪を中心とする関西圏は田舎暮らしやスローライフを実現しづらいと思われがちです。実は、大阪の西側には大阪湾があり、北・東・南は野山に囲まれていますので、田舎暮らしに向いています。
関西圏は市内からもアクセスがいい
兵庫県の田舎では日本家屋の農村部が多く、農産物や山の幸に恵まれた田舎暮らしを楽しむことができます。
また、京都の内陸部の田舎では、美味しい京野菜が栽培されています。沿岸部では新鮮な海産物が水揚げされるため、美味しい京都の味覚を堪能することができます。
大阪の都市部に近い関西圏の田舎に住んでいる場合は、平日は都市部まで電車や車で通勤しやすいです。スローライフをしながら大阪で働くことができるでしょう。
海も山も揃っている!充実の環境
家の近くから海や山が見える環境は素敵ですよね。関西の田舎暮らしの中でも、大阪・京都・兵庫・三重・和歌山など海に近い地域は特に人気のエリアで、スローなライフの物件選びに向いています。特にサーフィンなどのマリンスポーツが好きな方や釣りが趣味の方に選ばれています。
また、大阪・京都・兵庫・滋賀など山や自然に囲まれたエリアは、休日は週末移住で山に囲まれた家でのんびりとした静かな暮らしを楽しめます。
山の見える地域では、四季の移り変わりを肌で感じられるだけでなく、澄んだ空気を味わうことができるため、のんびりとした生活が楽しめます。
まとめ
スローライフには、忙しない日常から離れてゆったりとした時間を過ごすことで心にゆとりを持つことができ、健康維持に繋がるメリットがあります。都会というイメージが強い関西圏ですが、都市部で働きながらもスローなライフを実現する物件があります。
ゆったりとした時間を田舎で過ごし、海の幸やマリンスポーツ、山の幸や四季の移り変わりを楽しんでみてくださいね。