最近、地方移住が話題になってきました。そんな中でも働く子育て世代は、子どもがいることもあって移住先に悩みますよね。
転勤による急な引っ越し、将来的なことを考えて子育てしやすい街に引っ越ししたい、せっかく引っ越しするんだから今よりも満足した暮らしがしたい子育て世代など。。。
実は、働く子育て世代にもおすすめの関西の移住先があるんですよ。今回は、子育て世代の方も気軽に移住先を考えられるような関西のエリアについて解説します。
移住先の選び方は?子育て世代向けの関西のエリアも紹介!
地方移住したい子育て世代が一番気になるのは、支援制度がどれだけ充実しているかですよね。子育てって大変なのでできるだけ手厚い支援を受けたいと考えている方も多いでしょう。
関西の各自治体が提供する子育て支援にはさまざまな制度があります。そんな各自治体の取り組みを一部紹介します。
【大阪府】子育て世代支援制度
子育て世代の方が住宅取得する場合には最大50万円の補助が受けられます。
スマホの画面や会員証を見せることで飲食店などで割引や特典を受けられるお得な「まいど子どもカード」もあるんですよ。
参考: 大阪市新婚・子育て世帯向け分譲住宅購入融資利子補給制度の概要
参考: まいど子どもカード
【京都府】子育て世代支援制度
「大人みんなが先生に」が合言葉の「みやこ子ども土曜塾」では、土曜日などの学校休業日に、スポーツ自然活動や伝統芸能など京都ならではの様々な取り組みの場を提供しています。
企業や大学、博物館、神社仏閣、NPO法人などの市民ボランティアの皆さんが、様々な体験活動を企画・実施しているので、格安でさまざまなワークショップなどが体験できますよ。
また、18歳未満のお子さんや妊娠中の方がいる家庭であれば、対象店舗でパスポートを提示すると、各店独自のサービスを受けることができる制度もあります。
参考: みやこ子ども土曜塾
【兵庫県神戸市】子育て世代支援制度
兵庫県神戸市では、隣接した都市(芦屋市、西宮市、宝塚市など)と連携して、地域の小中学生が博物館や水族館などの教育施設を無料で利用できる「のびのびパスポート」を発行しています。
土・日・祝日なら小学生以下(大人同伴)のバス・地下鉄などの料金が無料になる神戸市交通局の「エコファミリー制度」と合わせると、お得に遊びに行けますよ。
参考: のびのびパスポート
移住したい子育て世代に!関西のアクセス抜群、住みたい街3選
都市部にアクセスや買い物が便利な関西の移住先ってどのエリアが良いか悩みますよね。子育て世代にもおすすめの関西のエリアを紹介しますので、参考にしてみてください。
子育て世代が大満足!兵庫県明石市
明石市は、新快速の停車駅が2駅あり、神戸や大阪など、どこへ行くにも便利です。移住してきた方にも、電車通勤がしやすく、家賃も周辺都市より比較的安いという恵まれた立地にあるので人気のエリアですよ。
また、気候は穏やかで過ごしやすく、関西の中でも大きな災害が少ないところもポイントです。病院施設や公園がたくさんあるところも見逃せませんね。保育料や医療費などの経済的な助成や、子育て環境の整備や教育にも力を入れています。
明石市が進める「こどもを核としたまちづくり」の中心に、子育て支援の5つの無料化があります。所得制限はないので誰でも利用できる制度なのが嬉しいですね。「こども医療費の無料化」や「第2子以降の保育料の完全無料化」など、子育てにかかる費用を軽減することで人口増加につながっています。
子育て・教育日本一!大阪府箕面市
箕面市は、関西を代表する有名な滝や、国定公園があるなど豊かな自然に恵まれながら、大阪都心へのアクセスは抜群の地域です。
大阪国際空港へは電車で15分、新大阪駅へも車で15分で行けるので、出張や家族との旅行にも、楽々アクセスでき、移住されてきた方にも評判の関西のエリアです。
「子育て・教育日本一」を掲げる箕面市では、保育施設の定員拡大や医療費の助成、キッズスペースの充実など、働く保護者も安心して仕事と子育てを両立できる、そんな環境を充実させているんですよ。
子育て世代全面サポート!大阪府高槻市
高槻に移住する魅力のひとつが交通アクセスの良さです。関西国際空港や北陸への特急列車が停車したり、2017年に新名神高速道路の高槻JCT・ICが完成したことにより、広域へのアクセスがさらに便利になりました。
高槻市では、手厚い子育て支援と充実した教育環境で、子育て世代を全面的にサポートしています。また、18歳(高校卒業)まで利用できる医療助成など、⼦育て世代にやさしい様々な制度が整っています。
移住先は田舎で!子育て世代も嬉しい関西の田舎を厳選3エリア
リモートワークなど働き方の自由化が進み、移住を望む方が増えてきました。子育て世代の方たちも関西の田舎でのんびり子育てしながら生活したいという声も聞きます。街というよりは田舎で暮らしながら子育てしたい方におすすめの地域を紹介します。
子育てしたくなる!京丹波地域
京都丹波地域は京都市内から電車で20分~40分ほどのところにあります。広大な田畑や山々、大きな空が広がり、清流が流れる京都丹波地域「水の郷百選」に選ばれたことのある美山川が流れています。
そのきれいな水で「おいしさと信頼の目印」で知られた多くの京野菜が作られていて、そんな自然豊かな地域に憧れて移住する方もいるそうです。子育て世代にもぴったりな地域ですね。
子育てしながら起業も!兵庫県養父市
養父市(やぶし)は1級河川の円山川が流れ、高原に囲まれて自然豊かな地域です。
移住を考える際に子育て世代の方にとって「子育てしやすいまちかどうか」は重要なポイントの1つですね。養父市では、子どもの医療費が無料、給食費の補助など、子育て世代に嬉しい制度が充実しています。
養父市には認定こども園もありますが、待機児童がゼロなので両親とも安心して働くことができるんですよ。
また、養父市で起業や農業をされる方には、起業支援補助制度や農業支援制度があるなど、子育て世代の方にも安心な就労制度も充実しています。
自然大好き子育て世代も!兵庫県豊岡市
豊岡市は、兵庫県北部に位置している市です。日本で最後の野生のコウノトリの生息地として知られており、コウノトリの野生復帰の取り組みなど、循環型農業が盛んです。
世界中から観光客が訪れる城崎温泉や歴史的な観光名所、海水浴場や高原のキャンプ場などもあって自然アクティビティの宝庫です。アウトドア好きの子育て世代にも大人気の関西移住エリアです。
そして、豊岡市が管理している「移住促進住宅」は、間取り3LDK、家賃2.8万円で最大10年まで住むことができるので、自然の中でのびのびと子育てしたい方におすすめですよ。
まとめ
移住を考えている子育て世代に、大阪や京都など大都市にもアクセスが便利な関西のエリアは魅力的ですね。大都市から電車で1時間以内のところにもほどよく田舎の移住先がたくさんあります。
兵庫県養父市や豊岡市では大自然、京都には京野菜などその土地の良さが活かされたものを堪能できるのも田舎暮らしの特権です。
関西エリアには、子育て制度が充実した街も豊富にあるので、子育てしやすい環境はどこなのかを知り、魅力的な移住先を検討していきたいですね。