田舎暮らしに憧れを持っても、実際に田舎暮らしをするとなったらどういうものなのか、なかなか想像がつきづらいですよね。そして一番気になるのは収入ではないでしょうか?田舎暮らする場合に、収入源にはどんな選択肢があるのか気になりますよね。
今はリモートワークも普及してきていますし、田舎暮らしの収入源の種類も確実に増えてきています。地域密着型の仕事も、サポート体制をしっかり受けながらできる仕事もどんどん増えてきています。
今回は田舎暮らしの収入源や、田舎暮らしのお金の使い方・考え方についてご紹介します。
理想の田舎暮らしは大変?収入の変化や都会との違い
都会での生活に慣れている人が田舎暮らしをするとなった場合、収入をどのように得るのかは気になるところです。田舎暮らしなら移動手段などを考えることも必要になってきますし、その他の費用と収入のバランスをどのように取ればいいのかは重要な問題です。
田舎暮らしにも種類がある
1:完全に生活拠点をうつすパターン
…家族がいる人なら家族ごとその地域に引っ越して、全ての生活をそこで送るというパターンです。
2:仕事が休みの日にゆっくりするパターン
…休みの日の拠点を田舎暮らしで送るというパターンです。主に平日などの仕事がある日は都内で生活します。場合によっては仕事があるときにはホテルで過ごすという選択もできますね。
3:定年後田舎に移り住むパターン
…定年を迎えて退職金などをもらった後に田舎暮らしで生活するパターンもあります。
田舎暮らしの選択肢があるので自分のライフスタイルに合ったパターンを選ぶことも大切なポイントになってきます。
年収の違いも理解しておこう
年収は地域によって多少差が出てきますよね。以下のサイトを参考にすると、関東圏と関西圏では約40万円の差があることがわかります。また、2020年の年収の多さのランキングで言うと、上位6位は東京、神奈川、千葉など関東エリアで、7位は愛知となっています。
大きなエリアで見ると、関東エリア、東海エリアに比べて関西エリアは年収の多さは3番目となっています。ということは、簡単に言うと関西圏で田舎暮らしをするとなった場合、収入が減る可能性が高いことになります。
収入が減るとなると不安に感じるかもしれませんが、収入に差があるということは、比例して物価にも違いがあることが予測できます。都会に比べて家賃は確実に安いですし、スーパーでの買い物を考えてみても物価は確実に安いです。
参考:doda・平均年収ランキング【47都道府県・地方別の年収情報】
田舎暮らしでも収入に困らないために…事前に考えるべきこと
田舎暮らしの収入については、いつ・どのタイミングで・どこで田舎暮らしをするのかということも事前にしっかり考えておく必要があります。現在の仕事を続ける方法があるのか、変えるのかはもちろん、家族がいる人なら家族のライフスタイルのことも考える必要があります。
どのタイミングで田舎暮らしをするか決める
定年後であれば年金や貯蓄についても考慮に入れることができます。退職金なども含めた貯蓄がどのくらいあるのか。年金がどのくらいもらえるのかを事前に知っておくことも大切です。
パートナーやお子さんなど家族全員で生活拠点を田舎暮らしにする場合は、お子さんの学校などもきちんと探しておくことが必要になります。家族全員で話し合ってどうするかをしっかり意思疎通させておくことも重要です。
田舎暮らしでも収入を得られるスキルの獲得
田舎暮らしと言うと、一次産業が思い浮かぶと思います。一次産業とは農業や林業など、主に自然を相手にする仕事です。一次産業は人手不足で困っている地域もあり、そのため、一から仕事を教えてもらえる制度などもあります。
「地域おこし協力隊」という地方自治体が募集する制度もありますので、田舎暮らしに興味を持った人は是非調べてみましょう。
他には、田舎暮らしで移動手段に困っている人たちの助けになるようなタクシーの運転手やバスの運転手の仕事も、特殊なスキルが必要な仕事と言えるでしょう。田舎では買い物に行くのにも足が必要になりますが、そういったものを必要としている人がたくさんいます。
物価の違いやメリット・デメリットを理解しておく
田舎暮らしの魅力の一つといえば「物価が安いこと」が挙げられます。単純に物の値段が安いということもありますが、家賃が安いというのが一番のポイントではないでしょうか。衣食住に関することは田舎暮らしのほうが断然費用が抑えられる傾向にあります。
ただし、買い物をするにしても手間がかかることは否めません。すぐ近くにコンビニがないところも多いですし、買い物以外でも外食をするとなれば遠出をすることになります。都会での生活に慣れている人はそういう点を考慮することも必要です。
関西の田舎暮らしなら充実した生活が送れる?どこが人気?
関西圏は都会も多いですが、関東圏に比べると都会エリアと田舎暮らしに適するエリアがそこまで離れていない点が挙げられます。居住地は自然の多いところにしておいて、都会に通勤しながら生活するということも関東圏に比べると実現できる可能性が高いです。
田舎暮らしで人気の関西エリアとは
田舎暮らしで人気なのは「都会に行くのにも思うほど遠くない」ところです。関西圏で都会というと大阪府や京都府が思い浮かびますが、その大阪府や京都府は都会の部分だけではなく自然が多い場所も豊富です。大阪なら河内長野市や能勢町、京都なら京都丹波などが挙げられます。
関西圏でも日本海と瀬戸内海の両方に面している兵庫県は関西圏の田舎暮らしとして人気の県でもあります。観光地としても有名な奈良県も、都会通勤のベットタウンとしてもともと人気のエリアです。
関西圏の田舎暮らしなら収入も満足?
先述でも何度も出てきていますが、田舎暮らしは思った以上に生活費が抑えられます。家賃や物価が安いことはもちろんですが、外出や外食が必然的に減るというのも一つの要因でしょう。
自然豊かで理想の環境が揃っている
田舎暮らしに興味を持った人が想像するのは「自然に囲まれてゆっくり過ごせること」ですよね。田舎暮らしには都会にない時間の流れ方や、ご近所さんをはじめとした人とのふれあいを感じられるのも大きな魅力でしょう。
移動手段の確保は必須ですが、そういったことがクリアできれば自然に囲まれた生活を送ることも思うほど難しくありません。
まとめ
田舎暮らしの収入や金銭面について解説しました。インターネットが普及している現代は一昔前に比べると田舎暮らしのハードルは下がってきていると言えます。収入を得る方法もや収入以外の金銭面の不安を少なくする方法も沢山あります。
いっぺんに全ての拠点を田舎暮らしにするという選択肢以外にも田舎暮らしを満喫できる方法があるなら、収入に関しても様々な考え方ができますよね。
田舎暮らしの収入源は思った以上にたくさんあります。現在の自分のライフスタイルにあった田舎暮らしを考えてみるのも良いのではないでしょうか。