不動産クラウドファンディングが儲からない理由9選!失敗しないための注意点もご紹介【2025年最新】

不動産クラウドファンディングが儲からない理由9選!失敗しないための注意点もご紹介
  • 「不動産クラウドファンディングが本当に儲からないのか知りたい」
  • 「不動産クラウドファンディングに投資するメリットがあれば知りたい」
  • 「不動産クラウドファンディングで失敗しないための注意点が知りたい」

上記のように考えている方は、この記事がおすすめです。

近年、老後の年金代わりや副収入、リスク分散を狙って資産運用に注目度が高まっていますが、不動産クラウドファンディングもその1つでしょう。

不動産クラウドファンディングは、1人の投資家が物件を購入するのではなく、多くの方が少額を出資したうえで、運用期間中に分配金を得る不動産投資です。

現物不動産に比べて少額でありリスクも少ないとして、多くの投資家が不動産クラウドファンディングに注目しています。

一方で、一部では不動産クラウドファンディングは儲からないと言われているため、参加したいと考えつつも、1歩踏み出せずにいる方は多いでしょう。

この記事では「不動産クラウドファンディングが儲からないと言われる理由からメリット」まで、詳しく解説していくためぜひ参考にしてください。

不動産クラウドファンディングは儲からないのまとめ
  • 元本保証がない
  • 中途解約できない
  • レバレッジの効いた投資が難しい
  • 短期間では儲からない
  • 利回りは比較的高い
  • 現物不動産のような管理コストは不要

不動産クラウドファンディングのおすすめ比較不動産クラウドファンディングの評判を確認したい方は下記の記事を参考にしてください。

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目次

そもそも不動産クラウドファンディングとは

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不動産クラウドファンディングとは、不特定多数の投資家が出資を行い、投資対象の物件より得た家賃収入、売却益を基に分配金を獲得する不動産投資の1種です。

現物不動産投資との大きな違いは、投資家個人が多額の資金を集め不動産を所有するのではなく、あくまで1人の出資者として参加する点でしょう。

一定以上の資金が集まるとファンド成立となり、不動産クラウドファンディングを募った事業者により、物件の運用が始まります。

つまり、出資者は不動産を所有する訳ではなく、出資したリターンとして、運用期間中に数%の利回りで分配金を得るのです。

また、不動産クラウドファンディングでは、「不動産特定共同事業法」により、物件の詳細情報の明示が義務付けられています。

そのため、対象物件の利用目的や立地はもちろん、周辺環境の詳細データまで確認できるため、投資家は安心して出資できるのです。

これらの仕組みを踏まえたうえで、少額から気軽に参加できリスクを抑えた不動産投資として、不動産クラウドファンディングは注目されているのでしょう。

不動産クラウドファンディングが儲からないと言われる理由9選

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不動産クラウドファンディングは、少額から投資できる点や管理コストが不要な点など、多数のメリットがあります。

しかし一部では、元本保証が無い点や運用期間が短い点などから、不動産クラウドファンディングは儲からないとも言われているのも事実です。

ここからは、以下に沿って不動産クラウドファンディングが儲からないと言われる理由をご紹介するため、利用を考えつつも不安を抱えている方はぜひ参考にしてください。

元本保証がない

不動産クラウドファンディングは、株式投資やREIT(リート)と同じく、元本保証のない投資です。

不動産クラウドファンディングでは、立ち上がったファンドに対して出資を行い、想定利回りに基づいて分配金が算出されます。

しかし、投資対象の不動産において予想した利益が得られない場合、「期待していた利回りで分配金が得られない」、「元本全額もしくは一部が減少してしまう」などの事態は発生します。

つまり、不動産クラウドファンディングは、常に元本割れのリスクがあるため、一部投資家から儲からないと言われているのでしょう。

不動産クラウドファンディングの中には、設立以降1度も元本割れしていないと謳うサービスもあります。

とはいえ、決して元本保証がある訳ではないため、不動産クラウドファンディングのリスクは正しく理解しておきましょう。

基本的に中途解約できない

不動産クラウドファンディングは、運営元のやむを得ない事情(義務の不履行など)がない限り、運用期間中の中途解約ができないケースが多いです。

急にまとまった資金が必要になっても、出資した資金は回収できないリスクから、不動産クラウドファンディングは儲からないと言われているのでしょう。

ちなみに、中途解約に加えて出資持分の譲渡も出来ないため、不動産クラウドファンディングは生活に支障をきたさない、余剰資金での運用がおすすめです。

レバレッジ投資が難しい

不動産クラウドファンディングは、レバレッジ投資が厳しい点から、儲からないと言われています。

現物不動産投資をはじめ、レバレッジの効いた投資を行う場合は、金融機関から融資を受けて多額の投資資金を確保し、多くのリターンが狙えます。

しかし、不動産クラウドファンディングは、投資家自身が不動産の所有権を持たないため、物件が担保にならず融資を受けられないケースが多いのです。

また、不動産クラウドファンディングは、少額から不動産投資ができる点に強みを持つため、リスクが低いもののリターンも少ない傾向があります。

そもそも投資上限が設定されているファンドが多く、仮に潤沢な資金があったとしても、資金を持て余してしまいます。

これらの点から、不動産クラウドファンディングはレバレッジの効いた投資ができないとして、儲からないと言われているのでしょう。

運用期間が短い

不動産クラウドファンディングは、2~3年前後を運用期間とするファンドが多い点が、長期的には儲からないと言われる理由でしょう。

中には、運用期間が数ヵ月間のみのファンドもあるため、不動産クラウドファンディングは、現物不動産ほど長期的に安定したインカムゲインが見込めないのです。

長期的にインカムゲインを求める場合は、都度新しいファンドに参加したうえで、毎回異なる物件情報やリスクを念頭に置いた出資が必要となります。

そのため、不動産クラウドファンディングは長期的視点で考えた場合、現物不動産投資ほどのインカムゲインは期待できないと言えるでしょう。

短期間では儲からない

前項でも触れましたが、不動産クラウドファンディングの多くは、2~3年を運用期間としてファンドを募集します。

短い運用期間であっても数ヵ月はあるため、数日や数週間という短期間での収益性の低さが、一部投資家より儲からないと言われる理由でしょう。

同じく不動産を対象とした投資商品にREIT(リート)がありますが、こちらは株式と同様に売買可能なため、値上がり益も期待すれば、数日間である程度まとまった利益が得られます。

一方で不動産クラウドファンディングの場合は、数ヵ月間数%のインカムゲインを得た後、ようやく売却益によるキャピタルゲインが還元されるため、短期間での収益性に大きな差があるのです。

そのため、不動産クラウドファンディングを利用する場合は、短期的な投資ではなく、あくまで数ヵ月~数年程度の運用期間である点を、予め理解しておくべきでしょう。

倒産により出資金が失われる可能性がある

不動産クラウドファンディングは、サービス運営会社の倒産により、ファンドへの出資金が失われる可能性があるため、一部では儲からないと言われているのでしょう。

不動産クラウドファンディングの運営元が倒産した場合、予定していた不動産は運用されないだけでなく、資産価値は一気に下がります。

また、出資していたファンドが倒産手続きに組み込まれている場合、出資金のほとんどが失われてしまう可能性もあります。

中には、倒産隔離型のファンドもありますが、多くの不動産クラウドファンディングでは、倒産時に出資金全額が返還されないリスクは確かにあるのです。

そのため、不動産クラウドファンディングを行う場合は、過去の取引実績に加え上場企業であれば、経営や財務状況が参照できるIR情報などを確認すると良いでしょう。

募集時点では収益が確定していない

不動産クラウドファンディングでは、多数のファンドがあり想定利回りにより出資が募集されます。

しかし、想定利回りは過去のデータや現在の不動産市場などを基に、あくまで試算されただけであるため、提示された利回りが保証されている訳ではありません。

実際に出資が完了したうえで不動産を運用した結果、予想よりも収益が上がらず、想定利回り以下の配当しか還元されないケースもあるのです。

不動産クラウドファンディングにおいて、利回りが確定するのは運用終了時、もしくは分配金還元時となります。

このように、ファンド募集時の利回りが保証されていない点から、不動産クラウドファンディングは儲からないと一部で言われているのでしょう。

現物不動産に比べて節税メリットが少ない

不動産クラウドファンディングでは、現物不動産に比べて節税メリットが少ないため、一部投資家からは、儲からないと言われているようです。

実際、現物不動産で得た収益は不動産所得に分類され、所得税や住民税などに対して高い節税効果が期待できます。

例えば現物不動産投資では、不動産建物部分の減価償却費(築年数に応じた法定耐用年数)、借入金利子や修繕費などを経費として計上できるのです。

しかし、不動産クラウドファンディングの場合は、分配金が雑所得に分類され、運営元により配当の20.42%が、源泉徴収として納税されてしまいます。

プラットフォーム料金や手数料など一部は経費計上可能ですが、現物不動産と比較すると微々たるものなため、不動産クラウドファンディングは節税メリットが少なく儲からないと言われるのでしょう。

手数料がかかる

不動産クラウドファンディングでは、事業者により異なりますが、サービス利用料や入出金時などに、手数料が発生する場合があります。

不動産に限らず、投資は1%単位の利回りが命であるため、基本投資家は手数料を徹底的にカットします。

そのため、せっかく得た分配金に対して手数料が発生してしまうとして、不動産クラウドファンディングは儲からないと言われているのでしょう。

しかし、不動産クラウドファンディングに限らず、REITでは信託手数料や売却手数料、現物不動産投資では仲介手数料など、いずれも様々なコストは発生します。

確かに不動産クラウドファンディングは手数料が発生しますが、他の不動産投資に比べて極端に高い訳ではないため、特に気にする必要はないでしょう。

不動産クラウドファンディングが儲からないは嘘?5つのメリットを紹介

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前項では、不動産クラウドファンディングは儲からないと言われる理由をご紹介しました。

しかし、不動産クラウドファンディングは比較的利回りが高く、現物不動産のような管理コストが発生しないなど、投資家にとって多くのメリットがあります。

ここからは、不動産クラウドファンディングのメリットを以下に沿ってご紹介するため、他の不動産投資と比較しながら、利用すべきか検討していきましょう。

少額から不動産投資ができる

不動産クラウドファンディングは、現物不動産投資と比べて、少額から投資できる点が大きなメリットです。

多くの現物不動産投資の場合、金融機関から融資を受けローンを組んだうえで運用するため、数千万円規模の投資資金が必要となります。

都内の人気エリアであれば、数億円の投資資金が必要となるケースも多々あります。

しかし、不動産クラウドファンディングでは、1万円程の少額から始められるため、不動産投資初心者であっても気軽に参加できるのです。

ファンドにより最低投資金額は異なりますが、数万円で参加できる不動産クラウドファンディングは多数あるため、少額で始められる点は非常に魅力的でしょう。

比較的利回りが高い

不動産クラウドファンディングは、平均利回り3~5%とされており、他の投資と比較しても高めです。

銘柄や情勢により大きく変動するため一概には言えませんが、主な投資の平均利回りは以下の通りです。

  • 不動産クラウドファンディング:3~5%
  • REIT(リート):3~5%
  • 現物不動産:3~8%
  • 債権:1~3%
  • 株(スタンダード全銘柄):約2.5%
  • 株(グロース全銘柄):約0.7%

上記の通り、不動産クラウドファンディングは債権や株と比べて、高い平均利回りを誇っています。

REITや現物不動産とはほぼ同じですが、不動産クラウドファンディングはREITの値動きや現物不動産の空室期間などに比べて、リスクの低い投資手段です。

そのため、平均2~2年と運用期間は限定的ではあるものの、平均利回りの高い安定した不動産投資をしたい方には、不動産クラウドファンディングがおすすめでしょう。

管理コストがかからない

不動産クラウドファンディングは、投資家個人が不動産を所有する訳ではないため、現物不動産に比べて管理コストがかかりません。

例えば、現物不動産の場合は購入した不動産の入居者募集や審査、物件の修繕やリノベーション、家賃の集金にトラブル対応など様々な管理コストが発生します。

不動産投資先によっては、管理代行サービスも提供していますが、利用するには当然対価が必要となるため、費用コストが発生するのです。

しかし、不動産クラウドファンディングはあくまで出資者の1人であり、投資物件のオーナーではないため、現物不動産投資で発生するコストは不要です。

そのため、無駄な管理コストをかけずに、安定した利回りを得られる不動産投資をしたい方は、不動産クラウドファンディングがおすすめでしょう。

投資を通して社会貢献ができる

不動産クラウドファンディングは、個人では中々投資できない学校や保育園、商業施設などが対象のファンドもあるため、投資を通して社会貢献に繋がります。

例えば、学校や保育園を対象としたファンドに投資すれば、深刻な課題である待機児童や少子化問題などの解決に貢献できます。

投資家としての利益だけを考えると、社会貢献はあまり関係ないかもしれませんが、募金文化の薄い日本において、個人の利益と社会貢献が重なるサービスは非常に珍しいのです。

そのため、不動産クラウドファンディングは、社会問題に関心があるものの直接的な支援、活動が出来なかった方にもおすすめの不動産投資でしょう。

価格変動がなく安定した収益が得られる

不動産クラウドファンディングは、株やREIT(リート)のような日々の価格変動がなく、安定した収益が期待できます。

株やREITは短期的に大きな利益が期待できる分、景気や社会情勢など様々な要因により、値動きが激しいです。

しかし、不動産クラウドファンディングは、3~5%前後の安定した利回りで配当が得られるため、株やREITのような値動きによるリスクは心配要りません。

確かに、投資家の元本償還を行うため、不動産クラウドファンディングでは、ベストなタイミングで投資物件を売却する必要があります。

ですが、運用期間中の安定感は株やREITと比べて圧倒的に高いため、変動リスクのない不動産投資をしたい方にも、不動産クラウドファンディングはおすすめでしょう。

不動産クラウドファンディングで失敗しないための注意点

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不動産クラウドファンディングは、少額から気軽に始められるため、リスクや注意点を把握せずに、何となく参加してしまう投資家もいます。

しかし、複数のファンドや物件を比較せず、リスクヘッジの効いた運用をしなければ、思わぬ損失が出てしまう可能性があるのです。

ここからは、以下に沿って不動産クラウドファンディングで失敗しないための注意点を解説するため、実際にファンドに参加する前にぜひ確認しておきましょう。

複数のサービスやファンドを比較する

不動産クラウドファンディングを行う際、複数のサービスやファンドを比較すると、失敗する確率を下げられます。

不動産クラウドファンディングは、サービス元により過去の運用実績はもちろん、取り扱いファンドや対象物件、手数料などが異なります。

特に、投資家への配当遅延や元本割れがないか、優先劣後方式とその比率をはじめ、出資者のリスクへの対応などは、重点的に比較するべきです。

平均利回りはどの不動産クラウドファンディングもほぼ同じなため、運営元の信頼性や投資家としてのリスクを中心に比較すると、失敗確率を減らせるでしょう。

物件の周辺情報を確認する

不動産クラウドファンディングで失敗しないためには、物件や周辺情報を慎重に確認しましょう。

投資物件の立地やエリアはもちろん、周辺の競合物件や治安、災害リスクなども不動産投資の確度を上げるためには、重要な視点となります。

特に、投資物件の運用目的に沿って、周辺環境や入居希望者の行動が適しているのかも重要です。

例えば、単身者や学生向けの居住物件の場合は、最寄り駅のアクセスをはじめとした、住みやすさを基準にした入居需要が大切となります。

また、投資物件がホテルの場合は、交通アクセスはもちろん観光地、商業施設との距離などが宿泊需要に大きく左右します。

このように、投資物件の情報に加え、運用目的に合わせた周辺環境のリサーチが、不動産クラウドファンディングで失敗しないために必要となるでしょう。

投資期間を確認する

不動産クラウドファンディングを失敗しないためには、投資期間の確認は必須でしょう。

不動産クラウドファンディングでは、短いファンドは数ヵ月、平均すると2~3年前後の運用期間を設けているケースが多いです。

数年間の長期運用では、将来的な不確定要素が絡むためリスクは上がりますが、その分最終的に得られるリターンは大きくなります。

一方で、数ヵ月の短期運用は不確定要素が少なく安定感が増す一方で、得られる分配金は長期運用よりも少ない傾向があるのです。

そのため、許容できるリスクと求めるリターンのバランスを見極め、投資目的に合った運用期間を選ぶと良いでしょう。

また、不動産クラウドファンディングは、運用期間中の中途解約ができません。

急に資金が必要となったとしても、運用期間中は出資金の返還がされないため、他の投資機会を逃す可能性があります。

つまり、リスクリターンだけでなく、資金の流動性の観点からも、不動産クラウドファンディングでは運用期間が重要な要素となるでしょう。

エリアを分けて分散投資をする

不動産クラウドファンディングで失敗しないためには、エリアを分けた分散投資が重要です。

現物不動産投資では、1つ1つの不動産が非常に高価なため、余程の資産家でない限り分散投資は難しいです。

しかし、不動産クラウドファンディングは、1万円程度から気軽に参加できるため、物件やエリアを分けて、分散投資が可能となります。

一方で、近いエリアで複数の物件に投資したとしても、自然災害により甚大な被害が出る可能性があるため、投資物件の建設エリアは確認しておきましょう。

余剰資金で投資する

不動産クラウドファンディングを行う際は、生活に支障をきたさない、余剰資金で行いましょう。

不動産クラウドファンディングは、リスクが低く手軽に始められますが、元本保証がないため、損失が出る可能性は十分あります。

元本割れが発生したとしても、日々の生活に影響のない範囲で出資しておくと、万が一の場合でも負担するリスクは最小限に抑えられます。

また、不動産クラウドファンディングは運用期間中、出資金の中途解約が出来ません。

急に資金が必要になった場合でも、投資家の都合で出資金の返還はされないため、中途解約不可の観点からも、不動産クラウドファンディングは余剰資金で行うべきでしょう。

不動産クラウドファンディングが向いている方の特徴

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不動産クラウドファンディングは、現物不動産投資に比べて必要な投資資金が少なく、入居者対応や物件修繕など、管理コストの低さなどが特徴です。

つまり、現物不動産とは異なる投資家に対して、不動産クラウドファンディングは相性が良いのです。

ここからは、不動産クラウドファンディングがどのような方に向いているのかをご紹介するため、気になっている方はぜひ参考にしてください。

少額で不動産投資を始めたい方

不動産クラウドファンディングは、数万円の少額から不動産投資をしたい方におすすめです。

不動産投資には現物不動産やREIT(リート)などがありますが、不動産クラウドファンディングは、中でもリスクとリターンのバランスが良いです。

現物不動産を運用するには、金融機関の融資を受けたうえでローンを組み、数千万円規模の資金が必要となるため、誰でも始められる訳ではありません。

また、REITは不動産クラウドファンディングのように、比較的少額から不動産投資が可能ですが、値動きが激しく安定した利益は期待できません。

しかし、不動産クラウドファンディングは、数万円の少額にて気軽に投資可能なうえ、数年間は安定したインカムゲインが期待できるのです。

確かに元本割れのリスクはありますが、余剰資金で運用すれば、比較的リスクを抑えた安定した不動産投資が行えるでしょう。

管理コストのない不動産投資を求める方

不動産クラウドファンディングは、管理コストのかからない不動産投資を求める方におすすめです。

不動産投資といえば、実際に不動産を所有する現物不動産が頭に浮かぶと思いますが、運用するには多くの管理コストがかかります。

新規入居者の募集や審査、物件の修繕やリノベーション費用、家賃集金にトラブル対応など、現物不動産では様々な管理コストがオーナー負担となります。

これらの管理を代行するサービスもありますが、利用するには費用コストがかかるため、やはり現物不動産では管理コストがネックになるのです。

しかし、不動産クラウドファンディングは、あくまで出資者として参加し、不動産を所有する訳ではないため、これらの管理コストは一切発生しません。

物件を選定し出資した後は、基本的に何もする必要がないため、管理コストをかけず気軽に投資したい方には、不動産クラウドファンディングがおすすめでしょう。

現物不動産よりも短期間で投資したい方

不動産クラウドファンディングは、現物不動産よりも短い期間で、不動産投資したい方におすすめです。

現物不動産の多くは、35年ローンを組んだうえで不動産を運用し、家賃収入を得る仕組みです。

しかし、まとまった利益が発生するのはあくまでローン完済後であるため、老後の年金代わりや副収入など、長期的な視点で運用する投資となります。

一方で、不動産クラウドファンディングの場合は、2~3年前後のファンドが多く、不動産を購入して運用する訳ではないため、すぐに3~5%の配当が得られるのです。

また、現物不動産はどうしても長期運用となるため、将来の不確定要素によるリスクが付きまといますが、不動産クラウドファンディングは短期間で売却まで行います。

そのため、短期間の運用を繰り返し、低リスクな不動産投資により資産運用したい方は、不動産クラウドファンディングが向いているでしょう。

不動産クラウドファンディングの始め方

ここからは、不動産クラウドファンディングにて、実際に不動産投資を始める方法をご紹介します。

利用するサービスにより多少流れは異なりますが、今回は不動産クラウドファンディングでも人気が高い、クリアル(CREAL)を基に解説していきます。

STEP
会員登録
signup

まずは、クリアル(CREAL)の公式サイトに移動して、会員登録を行います。

クリアルの公式サイトに移動すると、画面上部に「投資家登録はこちら」のボタンがあるため押しましょう。

すると、会員登録の画面が表示されます。

STEP
「メールアドレス」と「パスワード」を入力
signup2

クリアル(CREAL)の会員登録画面に移動すると、必要事項の入力フォームが表示されるため、「メールアドレス」と「パスワード」を入力してください。

その後、「個人情報保護方針」(取得する個人情報の範囲や利用目的など)を確認したうえで、問題が無ければ「同意してアカウントを登録する」を押しましょう。

これで、ひとまずクリアルの会員登録は完了です。

STEP
再ログインして個人情報を入力

クリアル(CREAL)にて会員登録が完了した後は、再ログインを行います。

すると、以下の個人情報の入力が求められるため、1つずつ確認しながら記入していきましょう。

  • 氏名
  • 性別
  • 生年月日
  • 住所
  • 電話番号
  • 職業
  • 年収
  • 資産
  • 収入源
  • 資金の種類
  • 投資の経験(任意)
STEP
本人確認

次に、クリアル(CREAL)にて本人確認を行います。

本人確認はスマホもしくは郵便受け取りにて行えるため、任意の方法を選びましょう。

一方で、スマホからの本人確認であれば、翌営業日には審査が完了するため、素早くファンドに参加したい方におすすめです。

スマホから本人確認を行う場合は、以下の書類が必要となります。

  • 運転免許証
  • 個人番号カード
  • 在留カード

郵便受け取りの場合は、前項で登録した住所が対象となりますが、以下の書類をそれぞれ用意したうえで、郵送してください。

【本人確認書類1】

  • 運転免許証
  • 個人番号カード
  • パスポート
  • 住民基本台帳カード
  • 在留カードなど

【本人確認書類2】

  • 健康保険証
  • 特別永住者証明書
  • 公共料金
  • 住民票の写し
  • 国民年金手帳など
STEP
ファンドを選択して入金

クリアル(CREAL)の本人確認が完了したら、出資したいファンドを選定します。

「100%」になっていないファンドであれば、どれでも参加可能ですが、それぞれ投資上限が設けられています。

物件情報や利回りなどはもちろんですが、投資上限も比較したうえで、任意の入金額を入力していきましょう。

ちなみに、クリアルでは事前に指定された口座へ入金した範囲内にて、ファンドに出資できる仕組みを採用しています。

そのため、ファンドに出資する前に、指定口座への入金を忘れないよう注意してください。

STEP
応募の確定

クリアル(CREAL)にて、出資したいファンドを選定したうえで、出資額含め問題が無ければ、「投資申込」ボタンを押してください。

これで、クリアルにおける不動産クラウドファンディングは完了です。

応募が完了し募集が締め切られると、クリアルにより対象不動産が運用されます。

想定利回りと実際の利回りを確認しつつ、余剰資金があれば、次のファンドに参加してみましょう。

不動産クラウドファンディングは儲からないの結論

point

結論から言うと、不動産クラウドファンディングは少額投資なためリターンは少ないですが、数年間に渡り安定した分配金が期待できる不動産投資です。

レバレッジ効果が期待できる現物不動産のような、大きな利益ではないものの、数万円の少額から不動産クラウドファンディングは始められます。

また、少額だからこそ分散投資が出来る点、個人では投資が難しい学校や保育園なども対象物件であり、不動産投資を通して社会貢献できる点も魅力でしょう。

そのうえ、平均利回りも現物不動産やREIT(リート)同様、3~5%前後が見込めるため、リスクを抑えながら、堅実な不動産投資ができるのです。

昨今、株式投資などで資産運用をはじめる方が多いですが、リスクを抑えて堅実なリターンを得たい方は、不動産クラウドファンディングを検討してみてはいかがでしょうか。

不動産クラウドファンディングは儲からないに関するよくある質問

faq

不動産クラウドファンディングのデメリットは?

不動産クラウドファンディングのデメリットは、中途解約できない点でしょう。不動産クラウドファンディングでは、2~3年前後で運用するケースが多いですが、期間中にお金が必要となっても、投資資金の回収はできません。そのため、不動産クラウドファンディングを行う場合は、生活に支障をきたさないあくまで余剰資金を使いましょう。

不動産クラウドファンディングとREITはどっちが儲かる?

不動産クラウドファンディングとREITにおいて、一概にどちらが儲かるとは言えません。しかし、REITは不動産投資法人の信頼性、業界全体の景気により大きく値動きするため、ハイリスクハイリターンな投資商品です。一方で、不動産クラウドファンディングは、運用期間中に安定した分配金が期待できるため、堅実な資産運用が可能でしょう。

不動産クラウドファンディングでかかる税金は?

不動産クラウドファンディングで得た分配金は、雑所得に分類されます。基本的には運営元より分配金に対して、源泉徴収(20.42%)されるため確定申告は不要です。しかし、年間の雑所得が20万円を超える場合は、確定申告が必要となります。不動産クラウドファンディング以外の雑所得がある場合は、それを含め年間20万円が基準となるため注意しましょう。

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